2018年上半期映画ランキング
上半期を過ぎましたので、暫定ランキングの方を載せていきたいと思います。
今年は簡素な内容にいたしました。
以下、ランキングです。
10.カンフーヨガ
9.羊の木
7.犬ヶ島
4.ちはやふる ―結び―
2.万引き家族
1.リズと青い鳥
総評
もはや、邦画を「海外の映画ほどは面白くない」と見るのは無理がありすぎますね。
今年の映画は、それをよく象徴しているかと思います。実際、海外の評価においても、是枝監督の「万引き家族」はカンヌ映画祭でパルム・ドールを受賞しました。当ブログにおいても、ずっと「ここ数年は邦画が回復基調である」と論じていましたが、見事にそれが証明された形と言えるでしょう。
万引き家族は、自分の上半期ランキングでも、2位を獲得しており、実際それくらいに良い映画でした。それを越えて1位を獲得したのがリズと青い鳥になるわけですが――この映画、なんで細田守のつまらなそうな映画の代わりにカンヌに出品されなかったのでしょうか。冗談抜きで、後世に残る名監督は山田尚子監督の方でしょう。
そして、3位はレディ・プレイヤー1なのですが、これはもう、日本人だけが異様に評価が上がってしまう映画でしょう。実際、ダイトウのセリフは最高でした。
次にちはやふる―結び―、本来ならば、1位に入ってもおかしくない映画なのですが、上位3つが傑作すぎて順位を落としてしまいましたが、映画のクオリティ自体は、今年の映画の中でもトップレベルでした。
最後にシェイプ・オブ・ウォーター、ギレルモ・デル・トロ作品の中でも洗練され、あくまで大人の物語に昇華させている本作は、今年でも一番上品な作品でした。
今年、特にすごかった映画は、この上記5つですね。この5本は、本当に素晴らしかったです。
この5強の映画を、ガラッと崩せるような映画を下半期も鑑賞していきたいと思います。