儘にならぬは浮世の謀り

主に映画の感想を呟くための日記

6月に見た映画

鑑賞した映画を挙げていきます。

・武曲


映画『武曲 MUKOKU』本予告編

・美しい星


美しい星 - 映画予告編

・ペット

ペット (吹替版)
 

・ 22年目の告白


22年目の告白 予告編

・LOGAN/ローガン


映画「LOGAN/ローガン」Legacy映像

怪物はささやく


『怪物はささやく』本予告

・怪盗グルーの月泥棒

 

以上、7本になります。

今月ちょっと記事を書きすぎて、かえって映画を見に行く時間がなくなってしまいました。反省ですね。で、見た映画なんですが、想像以上にガッカリな内容の映画が多くて「弱ったなー」と。

 22年目の告白と美しい星以外は、わりと僕的には「ちょっと……大丈夫?!」と言いたくなる内容でした。

 

 特に残念だったのは「怪物はささやく」です。

 バヨナの傑作「永遠のこどもたち」って、見た目は感動的な内容に見せかけておいて、実は半端じゃないほどに底意地が悪い構造になっているところが最高だったんですが、こっちはわりと単純に「泣ける話」になってしまっているのが、残念というか。

 永遠のこどもたちって、そもそも発端の「呪い」がなんだったのか、明かしているようで実は一切明かしてないんですよね。あの子どもたちも「呪い」の犠牲者たちであって、呪いの発端ではないのです。

 でも、映画上では「あたかも子どもたちが呪いの正体であるかのように偽装して」話を終わらせてしまう……つまり、不可知のなにかを映画の作り手たちが意地悪にも隠蔽したまま、話を終わらせてしまうのです。あそこにはまだ存在しているはずなのです。

 その、なんとなく「察することが出来る不可知の存在」が半端じゃないほど怖くて、素晴らしかったのですが……。

怪物はささやく」は、そこらへんが非常に安直というか……。結構、序盤で観客が予想した真相をそのまま、少年と怪物が洗いざらい説明に説明を重ねて、挙句、説教みたいな内容で終わってしまうので「えぇー?」と。

 これ、もう少し捻ったオチがいると思うのですが……。

 

 ともかくとして、上半期ベストは、数日以内になんとか作りますので、少々お待ち下さい。

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